皆さんこんにちは。
ミニマリスト研究生の結城ソラと申します。
今回は初見の映画「ナイル殺人事件」のレビューをしていきたいと思います。
最初に個人的評価をしておきます。
星5段階評価なら星3つ
100点満点の評価なら75点
といったところでしょうか。
最初に言いますが、いやーなんとも後味の悪いこと悪いこと。
でもまぁそうなるよねー。って感じの、落ち着くところに落ち着く感じの終わり方でした。
今思うと前作の「オリエント急行殺人事件」はもう少し高評価でも良かったかもしれません。
この先に色々と書いていきたいと思います。
なるべくネタバレは無いように留意して書きますが、一切の情報も入れたく無い方はここでブラウザバックされた方がいいかもしれません。
今回はAmazonプライムビデオで視聴しました。視聴環境はiPadで1回とノートPCで1回の計2回視聴しました。
前回の「オリエント急行殺人事件」も同じように2回見たのですが、やはり1度よりは2度、視聴回数は多ければ多いほど理解が深まると感じました。
ミステリーものとなれば尚のことですね。
今回「ナイル殺人事件」を見ることにした理由ですが、単純に前作の「オリエント急行殺人事件」が面白かったからです。
その次作に当たる「ナイル殺人事件」もプライムビデオで視聴可能とのことだったので、まぁこれは見るしかないだろうと思い視聴しました。
一応毎回アマプラで視聴可能の作品は見る前に星評価を確認して見ることにしています。
プライムビデオの評価は字幕版・吹き替え版ともに3.5でした。
前作は私が視聴した段階では字幕版が3.5で吹き替え版は4.0でした。
この程度の前情報は入れていたので、まぁそこまで期待することなく「なんとなく前作よりは落ちるんだろうな」という予想だけたてて視聴したので、ある意味想像通りではありました。
一応今作も事前知識というか原作知識は無しで視聴したので、内容は完全初見になりました。
前作に続きこちらも良い映画体験が出来たと思います。
今回記事を書くにあたって初めてWikipediaで調べてみました。
以降Wikipediaより引用
『ナイル殺人事件』(ナイルさつじんじけん、原題:Death on the Nile)は、2022年に公開されたアメリカ合衆国とイギリスの合作によるミステリ・スリラー映画。原作はアガサ・クリスティの1937年の小説『ナイルに死す』で、1978年の映画と2004年のテレビシリーズ『名探偵ポワロ』のエピソードに続く3度目の映像化である。
ー中略ー
ナイルの川下りツアー中に、新婚旅行中の夫妻の妻が何者かに殺害され、ポワロがその謎を解く。
引用終わり
原作は言わずと知れたミステリーの巨匠アガサクリスティの小説の名探偵ポアロシリーズの一作になります。
原作の発行は1937年になるそうです。なんというかもう100年に向けて戻るより進む方が近いって感覚は凄いの一言ですね。
ナイル川を下る客船内で殺人事件が起こるという、いわゆるクローズドサークルものの代表みたいな位置付けのようです。
原作はアガサクリスティファン80人が選ぶ作品投票で第5位にランクインするほどの名作のようです。
映画はいくらか変更されている部分があるようですが、十分に面白い作品だったと思います。
以下には私個人の感想を書いていきます。
なるべくネタバレの無いように気を付けながら書いていきますが、万が一の際はご容赦下さい。
まず私が見る前に思ったことは「ナイル川殺人事件じゃないんだ〜」でした。
どうでもいいかもしれませんが結局見終わった後も気になってしまいます。
海外は「ナイル=ナイル川」なんでしょうか。作中もずっと「Nile」で統一されてました。
私のガバガバリスニングでは誰も「Nile river」とは言ってなかったように思います。
この辺りは英語文化はそうなのだと言われればただただ自分の勉強不足なのですが、どうも始終気になりました。
日本語だと例えば「信濃殺人事件」って言われるのと「信濃川殺人事件」って言われるのでは全く別の想像がされると思います。
ナイルは地名には無く、川の名前にしか使われて無いのでしょうか。
そうならば納得は出来ますが、どうも世界史や地理に明るくないとその辺りの小さいことが気になってダメですね。
学校の勉強が将来何の役に立つのかと思っていましたが、役に立つと言うよりは不便をしないというニュアンスが近いのかも知れませんね。
知識が多いと余計なことに気を回さなくて済むという利点があるのかも知れません。
さて、肝心の内容ですが、あくまで私個人の意見ですが最初に書いた通り何とも後味の悪い作品だと思いました。
まぁミステリーは基本後味の悪いもんだぜと言われればそれまでで、自分の経験不足なだけかも知れませんが、前作の「オリエント急行殺人事件」は割と後味の良いと感じた作品だったので今作は余計に後味が悪く感じたのかも知れません。
展開としては「クローズドサークルで連続殺人が起こる」というよくあるパターンなのですが、しかしクローズドサークルの良いところで時代遅れ感が無いので新鮮に最後まで楽しめたのは良かったと思います。
やっぱり昔の海外が舞台だと特に違和感もなく見られるのが良いですね。
前作の時も思いましたが、これが日本だとこうもすんなりとは受け入れられないのがどうも考えものですよね。
前作と違い特にマイナスに思うところも無かったのですが、後味の悪さにどうも評価が伸びなかったのではないかと思います。
ストーリー自体は非常に面白かったし、台詞の一つ一つも無駄なものなど無いし、展開も推理もまぁ無理も無いし、最終的には落ち着くところに落ち着いた感もあるし、トータルは間違いなく面白かったのですが、いかんせん後味は非常に悪い。
なんというか同作者で前作の「オリエント急行」も、以前に見た「そして誰もいなくなった」も、最近見た別作者だけど「十角館の殺人」も私的には後味の良い作品だったんですよね。
あれらは私的には広義でハッピーエンドではありました。
今作はどう解釈してもバッドエンドだと思います。
これが俗に言う「イヤミス」というやつなんでしょうか。
なんか今後いろいろミステリーを読んでみたいなと思っていたところだったんですが、もう少し耐性をつけないとダメな気がします。
今回は初見の映画「ナイル殺人事件」をレビューしてみました。
改めて私の点数評価をしていきます。
星5段階評価なら星3つ
100点満点の評価なら75点になります。
ミステリー初心者向け、と言うよりは自称中級者以上向けな気がします。
HUNTER×HUNTER由来なんですがこの自称中級者って表現好きなんですよね。まぁ他人が使うと蔑称だと思うのですが。
私自身は自称中級者なんてとても名乗れるほど読んで来てはいませんが、ミステリーは好きとは言えるので今回の「ナイル殺人事件」まだ少し早かったのかも知れません。
次回作の映画も制作されていてAmazonビデオでも視聴出来るのですが、追加料金がかかるので見るかどうかはまだ決めていません。
追加料金かかるならまだ見ない寄りかなぁ。
追加料金なしで次回作が見られるようになるまで待って、それまでの間にミステリー作品にいろいろ触れていきたと思います。
今回の「ナイル殺人事件」は後味こそ悪かったですが面白い作品ではあったので、よほどミステリーが苦手な方でない限りは楽しめる作品だと思います。
Amazonプライム会員の方は追加料金無しで視聴可能ですので、気になった方はぜひご覧ください