映画レビュー「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」

まえがき

皆さんこんにちは。

ミニマリスト研究生の結城ソラと申します。

今回は改めて見直した映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」について、見直したきっかけやの感想に付いて思うままに書いていきたいと思います。

視聴理由と視聴環境

今回はAmazonプライム・ビデオで視聴しました。

以前「神と神」を見た時におすすめに出て来てくれたのでいずれ見ようと思っていたのですが、今回新調したヘッドホンの調子見がてら視聴することにしました。

以前の記事にも書いたのですが、引き続き現在人生最大クラスにドラゴンボール熱が高い状態にありまして、それも手伝って非常に良い映画体験が出来たと思っています。

ヘッドホンの詳細レビューは別記事にまとめたいと思っています。

残る視聴環境の問題点は椅子と画面サイズだと思っているのですが、それはおいおい考えるとしてこのあとは映画について書いていきたいと思います。

映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」概要

この映画の特別な点を上げるとするならば何と言っても【脚本:鳥山明】の一点に尽きると思っています。一応まとめると

監督:児玉徹郎

脚本:鳥山明

原作:鳥山明「ドラゴンボール」

主要キャスト

野沢雅子

古川登志夫

皆口裕子

ほか

といった具合になるかと思います。

以下にWikipediaページの概要を引用します

以下引用

引用終わり

前作『ドラゴンボール超 ブロリー』(2018年12月公開)から3年半ぶりとなる劇場公開作品。キャッチコピーは「レッドリボン軍 超極秘作戦、開始!」「鳥山明 渾身の、超バトルアクション誕生!」。

安心と信頼の原作者脚本映画です。

「脚本:原作者」

おそらく日本映画において最もハズレの無い映画の条件になるかと思います。

今作はタイトル通り「ドラゴンボール超」の劇場版になるようです。

私はドラゴンボールはZに当たる原作部分までと、公式二次創作であるGTを見ただけで「超」に関してはアニメも漫画も全く見ていない状態です。

順番的に前作と前々作の「ドラゴンボール超 ブロリー」「ドラゴンボールZ 復活の「F」」は見てからでも良かったようにも思いました。

この記事を書くに当たり気がついたことだったのですが、ブロリーは「超」でも、フリーザは「Z」だったんですね。

感覚的に時間軸の違いのような気がしていますが、このあとにはFの方を見てみようと思っているので、その辺りに注意しながら視聴したいと思います。

映画あらすじ・ストーリー

以下にAmazonプライム・ビデオのページに掲載されているあらすじを引用します。

以下引用

かつて悟空により壊滅した悪の組織「レッドリボン軍」。だがその遺志は生きていた!!復活した彼らは、新たな人造人間「ガンマ1号&ガンマ2号」を誕生させ、復讐へと動き始める。不穏な動きをいち早く察知したピッコロはレッドリボン軍基地へと潜入するが、そこでまさかの“最凶兵器”の存在を知るのだった……!!パンをさらわれ基地へとおびき出された悟飯も参戦し、かつてない超絶バトルが始まる!!!!果たして死闘の行方は!? そして、地球の運命は!?

引用終わり

あらすじの通り、レッドリボン軍絡みの新たな人造人間が登場して物語が進行していく映画になっています。

ご存知人造人間17号や18号の制作者であるドクター・ゲロの孫に当たるDr.ヘドが今回の主要人物の一人です。

Dr.ヘドはゲロ並みの天才で新たな人造人間を作り出します。スポンサーのバックアップもありおそらくDr.ゲロ以上の環境で開発ができたであろうこともあり、新たな人造人間「ガンマ1号とガンマ2号」はブウ編後のピッコロでさえも苦戦するような強さでした。

苦戦の末一時戦線を離脱したピッコロは敵を尾行し、組織の基地へと潜入することになります。

そして・・・・

という感じのあらすじなんですが、なかなか簡潔にまとめるのは難しいものがありますね。

おそらくドラゴンボールにあまり詳しくない人でもそこそこは楽しめる作品だったと思います。

私はもちろんドラゴンボールが大好きなのでものすごく楽しめました。

ただ1点上げるとすれば、ドラゴンボールが好きでも「悟空とベジータが好き」という人はあまり楽しめないと思います。

これは少しネタバレになってしまいますが、今作では悟空とベジータがほとんど出てきません。

「なんでだよ!」と思いますよね?

私も思いました。しかしそれでも、いや、だからこそ面白い作品になっていると思います。

もしも悟空とベジータという地球における最強の2人がいなかったら、そんな状況で新たな強敵が現れたら、残された戦士たちはどのようにしてそのような強敵と戦うのか。

そんな「もしも」がいっぱい詰まった作品でした。

「悟空とベジータが出てこないドラゴンボールなんてもはや外伝だろ」と思った方もいるかも知れません。

ご安心ください。しっかりと出番があります。それでいてドラゴンボールファンならきっと満足できるような展開で出てきます。

あの演出は最高だったと言えるくらいには素晴らしい出番がありますので、きっと楽しめると思います。

個人の感想とか

以下に今回の映画の個人の感想を書いていきたいと思います。ネタバレにはなるべく注意しながら書くつもりではありますが、どうしても多少のネタバレはあるかと思います。

気になる方は是非とも先に映画をご視聴ください。

Amazonプライム・ビデオで見られます。

以下感想です。

まずは個人評価の点数から。

星5段階評価なら間違いなく文句なし満点の星5個です。

ですが100点満点で評価しろ、と言われたら98点でしょうか、ある一箇所が強烈に引っかかってしまい2点減点することになります。

ストーリーはどう頑張っても満点の評価になると思っています。

ただここは人によって大きく評価が分かれるところだと思います。

これは非常に繊細で微妙な価値観の問題だと思うのですが「ドラゴンボールが好き」な人はおそらくストーリーに満点は付けないと思います。

私が満点の理由は「鳥山明のドラゴンボールが好き」だからになります。

この微妙な違いが伝わると良いのですが・・・

分類するなら、ドラゴンボールでも「フリーザ編」「セル・人造人間編」が好きな方には少し低評価になるかと思います。

「ブウ編」や「少年編」が好きな方は間違いなく高評価になる、とこんな感じでしょうか。

私は「ブウ編」の中でも特にグレートサイヤマンの辺りが好きなんですが、ブウ編のキャラ名の隠す気のないダジャレや、敵が無駄に変身しすぎない感じが好きなんです。

あと鳥山先生がのびのびやってる感じが伝わってきて「ブウ編」は好きなんですよね。

もちろん「フリーザ編」や「セル編」が嫌いなわけではないのですが、あの辺りは特に編集さんの意向が強かったというのは有名すぎるくらい有名な話で、果たして鳥山先生自身は本当に描きたかったものなんだろうか、という観点で見ると「多分違うんだろうなぁ」と思えてしまします。

それに比べて今作ですが、これが本当に「鳥山先生が描きたかったドラゴンボールの後日談」のような気がして、すごく楽しかったです。

今作に登場する新たな人造人間の「ガンマ1号とガンマ2号」ですが、こちらはおそらく「鳥山先生、先生が思う一般受けするヒーローを大人の頭身で描いてください!」って言われてデザインしました。みたいな感じのいい意味で鳥山明でしか無いデザインで、私はドンピシャにハマるデザインでした。

この「大人の頭身で」というのがポイントで、おそらく鳥山先生自身は、まぁ私の勝手な予想ですがジャコとかアラレちゃんとか初期悟空を見るに「等身の低いキャラが好き」なんだと思っています。

なんか理由を聞いても「その方が書く量が少なくて済むでしょ」とか言われそうですがw

とにかく私が言いたいのは「鳥山デザインの長身ヒーローはかっこよすぎる」ということです。

もともと戦隊モノや仮面ライダー何かのヒーロー物は大好きでしたが、アニメだともっといろんなことができるので余計に良いですね。

タイトルの「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」はまさにぴったりのタイトルでした。

これ以外にないタイトルだし、これ以上もないタイトルだったと思います。

もう何度か見返しても良いなと思えるような作品でしたね。最高です。

ただ1点。強烈に違和感があってどうしようもないところが1箇所だけありました。

それがほんの1シーンなんですが、どうしても受け入れられなくてスコアが-2点してしまったところです。

そのシーンなんですが、クリリンが18号のことを「18号さん」とさん付けで呼んだ」んですよね。

この「さん付け」がどうしても受け入れられないんです。

これはただの私の勘違いか?今まで普通に呼び捨てだったよな?あれ、まだ結婚前だっけ?

とかいろいろ考えましたが、ブウ編の後だし絶対結婚してるしおかしいよなぁと思いGoogle先生に聞いてみたところ、どうやら「超」ではさん付けになっているらしいです。

クリリンが尻に敷かれてる感を出すためにさん付けになった、みたいな書き込みを見つけ一応納得しました。

結論私の勉強不足でしたが、このさん付けはどうしても飲み込めないことロがありました。

この絡みがもっとあったら点数はもっと下がっていた様に思います。

この解釈違いはちょっと譲れないところですね。

何でしょうか、人生で初めて解釈違いで憤りを覚える感じです。

全体的にすごくいい作品だっただけにこの1点だけは余計に許せないんですよね。

尻に敷かれてる感を出すのは賛成です、あのカップルは戦闘力的な意味でも惚れた弱み的な意味でも圧倒的に18号が強くあるべきだと思うので、クリリンが尻に敷かれるのは大いに賛成です。いいぞもっとやれ、とすら思います。

がしかし「さん付け」は違う。絶対に違う。

これだけ、本当にこれだけが、残念でした。

実は調べてこれが出てきた時に「超」を見る気が一気に亡くなったんですよね・・・

それでも見ようと思ってAmazonプライムでアニメがあったから1話を見ようと思って見たんです。

「あ、そうだった主題歌これじゃん・・・」ともなりました。

多分私「超」は基本的に相性が良くないのかもしれません。

その点この映画は主題歌が無かったのも高評価できる点だったと思います。

最後まで見た方にはわかるとは思いますが、最後のエンドロール部分でも十分に視聴者を飽きさせないのはやはり鳥山先生は凄いと改めて思いましたね。

本当に素晴らしい作品を残していただきありがとうございました。

今回の映画も最高でした。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回見た映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」は星5点満点で言うと文句なしの満点星5

しかし100点満点で言うと98点

といった評価の作品でした。

今後はとりあえず「F」と「ブロリー」を見て、もうしばらく鳥山ワールドに浸りたいと思います。

その間に視聴環境もある程度整えたいところですね。

こちらはもう何作品かを見ていろいろ考えたいと思います。

とりあえずはドラゴンボール熱が高いうちに残り2作品も見てみようと思います。

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